グルテンフリーでPMS改善。悪化させるグルテンをストップ!

PMS、生理のお悩み

PMS症状を悪化させると言われているカフェインや香辛料を控え、症状を和らげるとされている海藻類や大豆製品やナッツ類を食べ、体を温めてみても、一向に良くなる気配の無いPMSに、体質だから仕方がないと諦めてしまっている方も居るのでは?

今まで色々な事を試してきたけど症状が収まらないという方は、普段の食生活を思い出してみてください。もしかして、小麦粉製品をよく口にしているのではないでしょうか。

小麦粉とPMSにはどんな関係が?

ホルモンバランスの変化によるPMSと小麦粉に、一体どんな関係があるのかと思いますよね。パンやお菓子を作った事のある方なら、水分を含んだ小麦粉に粘り気が出るという事はご存知ですよね。

この粘り気の正体はグルテンと呼ばれるタンパク質です。セリアック病と呼ばれる免疫疾患や、グルテンの摂り過ぎによるグルテン過敏症になってしまうと、体調不良の原因となったり、PMSの症状を悪化させてしまうんです。

セリアック病は遺伝的要素が高く、日本人にはあまり多い疾患ではありませんが、この疾患の方がグルテンを含む食品を摂取してしまうと、腸内で免疫機能が暴走し、小腸に炎症が起こってしまいます。

グルテン過敏症も小腸に炎症を起こし、荒れた内壁から本来なら体に必要のないモノまでも吸収してしまいます。体に不要な有害物質を排出するために、肝臓はオーバーワークとなり、ホルモンの調整機能が弱まってしまうんです。

グルテンフリーで気になる症状を緩和しよう

PMSの代表的な症状には、イライラ感、うつ症状、ぼんやり感、頭痛、貧血、集中力欠如、肌荒れ、体重の増加、過食、むくみ、倦怠感、便秘や下痢などがありますよね。

実は全部、グルテン過敏症でも起こる症状なんです。グルテンには中毒性があるばかりか、体脂肪をつきやすくする性質や、痛みを感じやすくする性質もあります。

PMSの症状が重い方、自覚症状が長期間続いている方は、もしかしたらグルテン過敏症を起こしているのかも知れません。グルテン過敏症では関節の痛みも出やすいので、心当たりのある方は、小麦粉製品を控えるグルテンフリーを始めてみてはいかがでしょうか。

グルテンは含まれている注意すべき食品

グルテンは小麦粉製品に多く含まれているものですが、小麦独自の成分ではありません。低インスリンダイエットに役立つとして人気のあるライ麦にも含まれています。

グルテンを取り除いた製品も生産されていますが、実はビールにもグルテンは含まれているんです。小麦を使用した食品として、パンやうどん、パスタ、中華麺、クッキーやケーキ類あたりはすぐに思い浮かびますよね。

見落としがちなものとしては、中華まん、餃子などの皮、お麩、天ぷらやフライ、蕎麦(十割蕎麦は含まず)、シリアル、カレーやシチューのルー、ブルーチーズ、安価な醤油やソースなどがあります。

全てを完全に排除する事は難しいので、摂取量の多くなりがちな小麦粉製品を避ける事から始めてみましょう。

グルテンフリー生活はどれくらい続けるべき?

グルテン過敏症を起こしてしまうと言う事は、小麦粉製品をよく口にしていたという事ですよね。グルテンの中毒性は結構強いものなので、いきなりグルテンフリー生活をしようとしても挫折する恐れがあります。

パンや麺類の量を少しずつ減らして行く、どうしても我慢できない時には個包装のクッキーを口にするなどして、少しずつ体を慣らして行くようにしましょう。早い方なら2週間、通常では3週間程で、グルテン過敏症による小腸の炎症は治まり、諸症状の軽減が得られますよ。

症状が軽減されたからと言って、またグルテンをたっぷりと摂取しているようでは、再び過敏症を発症してしまう恐れがありますので、グルテンの摂取は程々にしておきましょう。

色々と試してみたけれど、PMSの症状が軽減されなかったという方は、グルテンフリー生活を始めてみると意外と効果が早く出てくるかもしれませんよ。

 

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