ホルモンバランスが乱れるとうつ病の原因になってしまうことも

PMS、生理のお悩み

女性にとってホルモンバランスを整えることなど、女性ホルモンと上手く付き合っていくことは、一生の課題と言っても過言ではありませんよね。

特に卵胞ホルモンであるエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲストロン、この2つのホルモンはとても重要で、第2次性徴や妊娠・出産、そして、PMS(月経前症候群)、更年期と女性の人生に大きく関わってくるものです。

ホルモンバランスが崩れた時の影響や、対処法を見ていきましょう。

ホルモンバランスが乱れる原因とうつ病

2つのホルモンは卵巣で自動的に作られるのではなく、脳の視床下部が出した指令を脳下垂体が受取り、それが卵巣に届いて分泌されるという仕組みになっています。

そのため、これらの器官のどれかが上手く機能しなくなっていてもバランスは乱れてしまいます。例えば更年期になると卵巣の働きは低下し、エストロゲンの分泌量はどんどん減少していきます。

しかし、脳はホルモンを分泌するように指令を送り続けやがてパニックに陥っていまいます。これにより自律神経も乱れてしまい頭痛や眩暈、のぼせ、倦怠感といった症状が表れるようになってしまうのです。

まさに更年期症状ですよね。司令塔である視床下部は自律神経の中枢でもあり、ホルモンバランスが悪くなると自律神経も乱れやすくなってしまうのです。これが悪化するとうつ病になってしまうケースも少なくありません。

産後うつは厳密にはうつ病ではないのですが、うつに似た症状が表れます。これも妊娠中に大量に分泌されていたホルモンが一気に減少し、バランスが乱れることも原因とされています。

 

ホルモンバランスの悪化は若年層にも!

更年期だけでなく、若くても過度なダイエットなどで栄養が行き渡らなくなると卵巣の機能も低下し、生理がストップしてしまうこともあります。また女性の社会進出が進んだことでストレスも増加しており、ホルモンバランスを乱す若年層が増えています。

こうしたことで生理が乱れると、最悪の場合無排卵になってしまい将来的に不妊症に繋がるケースもあるので、くれぐれも無理なダイエットやストレスを溜める生活はしないよう注意が必要です。

 

手軽にできる対処法は?

大豆に含まれるイソフラボンは、エストロゲンに似た働きをすることで知られています。エストロゲンは美のホルモンとも呼ばれ、髪の毛の成長や美肌を生む原動力でもあります。

これらが減少することで、薄毛やニキビといった悩みにさらされだけでなく、骨からカルシウムを低下させない働きも衰えてしまうので骨粗鬆症の心配もあります。

ホルモンバランスの乱れに関係して、こうした影響も出てくるので、対策としてホルモンバランスを整えるサプリや漢方薬を使ったり、大豆製品などホルモンバランスにいい影響を与える食品を摂取することが推奨されています。

イソフラボンの摂取し過ぎは良くないとされていますが、普段の食生活からの摂取は取りすぎを気にする必要はありません。サプリの服用量を守れば問題ないので、納豆や豆乳、豆腐といった食材を日頃から多く摂取するよう心がけましょう。

ホルモンバランスは体と脳のバランスでもあり、どてもデリケートなものです。ストレスを感じたらストレス解消できるように工夫をして適度に息抜きしながら、自分の心と体を大事にしていきましょう。

 

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