生理前にお腹が急に緩くなり下痢してしまう原因と解消方法
生理前、何かとイライラしたり、おなかを壊して下痢気味になったりということがあると思います。それは「生理前症候群」と呼ばれるホルモンバランスの崩れから引き起こされるもので、人により症状はまちまちです。
生理は決して病気ではありませんが、体が大人へと成長すると自然と発生することなので避けるわけにもいきません。できるだけ快適に生理前、生理中を過ごすためにはどうしたらいいのでしょうか。
今回は生理前に引き起こされる下痢について、予防と対策を紹介したいと思います。
まずは体を温めることから
女性の体は冷えがちです。これもホルモンバランスが崩れることが主な原因ですが、男性と比べると生理の際の出血などがあるため、女性は全体的に貧血になりがちで、その影響から体温も下がりやすいといわれています。
人間は恒温動物なので一定の体温を保つようにできています。つまり過度に体温が下がってしまうのは健康上よくないのです。よく聞く「女性に冷えは大敵」というのはずばりその通りです。
まずは体を温め、必要以上に体温が下がらないようにすることを心がけましょう。
効果的な体温の温め方
- 体温の上げ方 食事
一番お勧めの体温の上げ方は、食事です。しかし生理前に下痢をしているときはあまり消化の良いものや水物、刺激物などは避けたいところです。
そんな時は少し味を控えめにしたスープなどを飲むといいでしょう。具材は煮ることでしっかりと火が通り、体になじみやすく消化もいいです。
特に症状が顕著になる冬場の冷たい食べ物、飲み物は注意が必要です。お腹の痛みや体の冷えを感じたらメニューを考えましょう。
- 体温の上げ方 スポーツ
気晴らしにスポーツをして体温を上げるのも効果的です。前述した通り決して病気ではないため、激しい運動でなければむしろ体にいいので健康的な状態を保てます。
おすすめなのは筋力トレーニングと踏み台昇降です。どちらも家でできるもので、一日に数分間でも心身ともにリフレッシュされて効果が期待できます。
前者は無酸素運動、後者は有酸素運動のため、並行して行うことで体の代謝が上がりダイエットにも効果があるでしょう。
生理前、下痢気味になるという人は少なくないと思います。まずは体を温めること。これが特に重要です。もちろん症状の重い、軽いはあると思います。もし実践しても効果が感じられないという方は病院で薬を処方してもらうことも考えてください。
自分の体のことを一番理解しているのは、ほかならぬ自分自身です。煩わしいと思っても生理とは始まってから数十年の付き合いになるため、自分なりの予防、対策を考えていきましょう。
今回ご紹介した体温を上げる方法を実践して、下痢だけでなくほかの症状にも備えてください。漢方薬やサプリなどでもPMSを根本的に改善していくこともできます。
女性に生まれたからにはその楽しさを十分満喫する権利があります。自分の体調とうまく付き合いながら、明るくハッピーな毎日を送りましょう。