ズキーン!生理前に起こる頭痛への対処法

頭痛が酷い

 

1日に何回、頭痛薬を飲んでもおさまらないことが多い生理前のつらい頭痛。早く生理が来てくれればいいのに…!と思ったことはありませんか?

 

生理前の頭痛は、一般的な頭痛と違い、ホルモンのバランスが乱れていることから起こります。

 

そのため、頭痛薬を飲むだけでは解決せず、薬が切れるとまた痛み始める、とか、そもそもいつもの薬を飲んでも効かないのが生理前の頭痛であり、対処にとても困るものです。この頭痛、どうやったら解決できるのでしょうか?

 

まず、生理前の頭痛の性質を知りましょう

 

 

生理前の頭痛はホルモンのバランスの乱れから起こる、ということは冒頭でも触れましたね。女性は、生理が終わると排卵します。

 

それまでは体調にさほど変化がありませんが、排卵が終わり次の生理が来る前には様々な不快な症状に見舞われます。この時期は卵胞ホルモンが急激に減り、脳内のセロトニンという物質も連動して減少します。

 

セロトニンは、不安やイライラを抑えてくれる物質なため、これが減ると脳の血管が広がり頭痛が起きるのです。その頭痛は不安感や落ち込み、情緒不安定にもつながり、生理前の諸症状PMSの大きな特徴となります。

 

生理前の頭痛にどう対処したらいいのか

 

この手の頭痛に見舞われたなら、本来なら身体を休めるのが一番です。とはいえ、仕事や学校、家事もあり、なかなかそうはいかないですよね。

 

こんなとき、頼るべきはやはりお薬です。生理前の頭痛に対しては、むやみに頭痛薬を飲んでも効きません。まず、生理の諸症状に効く漢方薬を飲んで症状を抑えましょう。

 

代表的なものでは、ドラッグストアでも購入できる命の母などがあります。これは生理の症状や、更年期障害の症状、両方に効いてくれるので常備しておくといいです。その他、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)という漢方も、生理と更年期の症状に効きます。

 

市販薬も、処方薬も両方にありますので、そちらも用意しておくといいでしょう。それらのお薬を服用して、少し頭痛が和らいでから頭痛薬を服用すると効果が出やすいです。⇒PMS専用のサプリもあります

 

閃輝暗点を伴う頭痛

 

視界の一部分がぼやけて急に見えなくなり(視野欠損)、その後、ギザギザした光のようなものがチカチカと動き10分程度で視界からフェードアウトしていく現象を閃輝暗点といいます。

 

これは片頭痛の予兆として起こることがありますが、誘発される要因として生理前の1〜2日前から、生理の2日目までに多く出る症状でもあります。これは女性ホルモンの分泌量が関係しているものです。

 

閃輝暗点が起こったときの注意点は脳梗塞や脳腫瘍などが原因になっていることがあることです。片頭痛の予兆でないこともあり、閃輝暗点が起こってもその後何もないこともあります。

 

原因になるのは生理前、生理中である以外に、上記のような病気であったり、ストレス、飲酒、睡眠不足など、食べ物で良くないものチョコレート、コーヒー、チーズなどです。また、

 

あと、先生から言われたこと。

閃輝暗点と、喫煙、ピルの服用がセットになると、脳梗塞のリスクがぐっとあがるそうです。
引用:http://ameblo.jp/lo-ss-satomix/entry-11879341128.html

 

喫煙とピルがよくないということなので留意しておきましょう。

 

頭痛と同時に肩が凝るなら葛根湯

 

風邪の初期症状におすすめの漢方として知られているのが葛根湯ですが、肩こりや生理前の頭痛にも効果があります。ひどくなってからではあまり効かないので、頭が痛くなりかけたら、すぐに飲むといいですよ。

 

血行を良くすることで頭痛がそれほどほどくならずに済みます。ただ、葛根湯は胃の弱い人には不向きなので、胃痛があったり胃弱の方は飲まないほうがいいでしょう。

 

リラックスできる環境を作りましょう

 

カモミールなどのハーブ

 

生理そのものは病気ではありませんが、出てくる症状は立派に病気です。特に生理前の頭痛は、生理が始まるまで続き、生理が来ても2日目くらいまではありますので、お薬で対処している間は、胃が荒れないよう胃薬も服用しておくといいですね。

 

脳内のセロトニン減少は、うつ病でも起こるくらいの減少ですので、甘くみてはいけません。神経過敏になって、周りの人に八つ当たりしたりしないよう、生理前はリラックスできる環境を作りましょう。

 

できる範囲で、仕事もラクなものをこなしておくとか、早めに家に帰るなどして休息に当てるといいです。前の項で挙げたお薬の他に、カモミールなどのハーブも用意しておくといいですね。

 

カモミールは、ドイツでは『母のハーブ』と呼ばれるほど、女性の生理や更年期などの諸症状に効くと言われています。また、レモンバームも女性の味方ですので、植えられる方は植えておき、無理ならば乾燥ハーブを用意しておくといいです。

 

カモミールには、痛んだ胃壁を修復する効果もありますので、頭痛薬や漢方もの服用で胃が重くなっている方にもオススメです。家に帰ったらゆっくりお風呂に入り、お薬やハーブティでリラックスして過ごしましょう。

 

毎月やってくる生理前の頭痛も、原因がわかれば対処もしやすいですよね。お薬やハーブなどは、前もって購入しておくと、症状が出たらすぐに使えますので、自分の症状に合ったお薬を揃えて備えましょう。

 

また、頭痛があまりにつらくて、これらの方法でおさまらないなら、婦人科の先生に相談するのも大事です。低容量ピルの服用などで症状が軽くなる場合もありますので、辛いなら迷わず病院へ行ってみましょうね。

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