生理前の坐骨神経痛はPMSかもしれませんよ?
生理前には女性の身体はとてもデリケートになり、ちょっとしたことでも身体の症状となって現れるものです。中には生理前になると坐骨神経痛が酷くなるという女性がいますが、これはPMSが原因の可能性があります。
坐骨神経痛が起きると下半身にしびれや冷えを感じてイライラしたり、中には仕事に影響が出てしまう女性もいます。PMSの症状としての坐骨神経痛の原因と対処法は以下の通りです。
生理周期によって発症する坐骨神経痛
生理前になると女性の身体はホルモンの分泌により排卵期や卵胞期に入ります。胎盤を作る為に筋肉を弛緩させて骨盤を広げる体型になったり、逆に筋肉が緊張した状態になることもあるのです。
これは自分でコントロールはできないもので、ホルモンの働きにより自然となってしまうものなのです。そして、坐骨神経痛は下半身の筋肉が極端に弛緩したり緊張した時に発症し易いのです。
下半身の筋肉が緩まって骨盤が広がることにより坐骨神経が圧迫され、痛みを引き起こします。また、筋肉が緊張した状態の時も坐骨神経が両脇から筋肉に締め付けられて症状が出るのです。
これは元々坐骨神経痛があり、普段は感じないけれども生理前になると悪化する、という人の典型的なケースです。
坐骨神経痛は「冷え」で悪化する
最近の女性はダイエットの為と食事制限をしたり、オフィスワークで運動不足になりがちです。PMSの時期に栄養バランスが悪かったり、身体を動かさず一日中デスクワークをしていると、身体が冷えることで血管が収縮します。
血管が収縮すると周囲の筋肉も縮んで全身の血行が悪くなり、坐骨神経をより圧迫して症状を引き起こすのです。最近では夏でもオフィスのエアコンが効きすぎていることから、冷え症に悩む女性が増えてきています。
普段冷え症の女性はPMSの時期には血行を良くする様に気を付けることが大切です。
坐骨神経痛を改善するには
PMSによる坐骨神経痛の症状を改善する為には、全身の血行を良くするのが一番です。まずは食事をきちんとして、栄養バランスを良くすることが大切です。
日本人の食生活の基本である「タンパク質」は赤血球の生成を促してくれて、身体を温める効果があります。PMSの時期には食事の際に味噌汁を飲む様にしましょう。また、忙しくても毎日湯船に浸かって身体を温めることも効果的です。
全身を温めることで坐骨神経痛だけではなく、PMSのあらゆる症状を緩和させることができます。お風呂から上がったら寝る前にベッドで仰向けになり足を曲げ、左右に倒すというストレッチも骨盤の位置を基元すことで神経ヘの圧迫を改善する効果があります。
坐骨神経痛は外見からでは分からないのですが、本人にとっては辛いものです。上記の方法で少しでもPMS時の痛みを和らげる様にしましょう。