いつもと違うひどい肩こりはPMSのせい?その原因と解消法
生理は女性特有の体に起きる現象ですが、この生理前に体調が崩れたりいらいらするといった状態になることをPMSという生理前症候群と呼びます。
この生理前症候群であるPMSが発症すると様々な影響が体には生じ、その中の一つに肩こりという症状もあります。
もし定期的に肩こりがい起きている場合や、生理前になると必ず肩こりになる人は、単なる肩こりではなくPMSにより引き起こされる肩こりである可能性が非常に高くなります。
なぜPMSで肩こりが起きるのか?
PMSとは簡単にいえば女性ホルモンの乱れによる体調の変化で、それにより自律神経が乱れたり血流の流れに変化が生じるといった現象が起きてしまいます。
特に血流の流れに関しては生理が起きることにより血液が子宮のある腰周りに集中することになりますので、どうしても全身を巡る血液の流れに異常が生じてしまうことになります。
肩こりの原因は肩の血液の流れが悪くなることでも起きますので、PMSによる血液の流れが肩こりを引き起こす大きな原因となっていると言えます。
自律神経の乱れで血管が収縮する?
PMSによる自律神経の乱れは交感神経に影響を与え体の状態を興奮状態にしてしまう場合があります。逆に副交感神経に影響を与えて血管が弛緩した状態になってしまうこともあります。
通常であればこの交感神経と副交感神経が上手く機能しているため、体の中の血流は正常に流れますが、自律神経が乱れてしまうと興奮状態が長時間続く場合や血管が弛緩した状態のままが続くといったように血流の流れが乱れてしまいます。
そうなると体に上手く酸素を送ることが出来なくなり、肩こりを発症してしまうと言うことになるわけです。
PMSによる肩こり解消法は?
生理前に起こるPMSによる肩こりはその多くが血液に流れと関係していますので、血流をいかにして改善するかが肩こりを解消出来るかに繋がります。
血流改善には食事と運動が非常に有効となりますので、その二つに注意すればPMSによる肩こりを解消することが可能になります。まず食事に関しては、カフェインを摂取することを控えることが重要になります。
カフェインは血管を収縮させてしまいますので、生理前にはカフェインを摂取しないようにすると血管を収縮することを防止できます。鉄分を摂取することも血流改善には効果がありますので、鉄分を含む食材を意識して摂取するのも良いでしょう。
運動に関しては運動することで血液の流れを活発化させることが出来ます。そのため軽い運動でいいですから毎日の生活に取り入れていくことで肩こりを解消できる用になります。
ウォーキングなどの有酸素運動は特に有効です。それと自律神経が乱れないような生活習慣を意識することも重要ですので、ストレスなどを溜めないようにすることもPMSでの肩こり防止には必要となるでしょう。