PMSと自律神経失調症の症状が似ているけど違いは何?

PMSと自律神経失調症の症状が似ているけど違いは何?

 

女性独自の体調不良に多いPMS(生理前症候群)ですが、生理痛などと並んで様々な症状が出て辛い体験をしている方が多いのが現状です。

 

このPMSが引き起こすあらゆる症状と、自律神経失調症が原因で起こる症状が似ているために医師の診断でも誤診されてしまうということがあります。

 

またPMSと自律神経失調症は同時に発症していて、相互的に悪循環を引き起こすこともあります。PMSというものは生理が始まる1〜2週間前ほどから発生する症状で、一般的に始まってから起こる生理痛とは違う種類のものとなっています。

 

症状は複数でることがあり、それが毎月決まって起こるようになるとこのPMSが疑われます。その症状ですが、腹部や乳房の張り・頭痛・むくみ・体重増加・食欲の亢進・睡眠不足などの身体的な症状が多く出ます。また精神的な症状も多くあり、憂鬱感・緊張や不安・起こりやすくなるなどの症状も出ます。

 

これらの原因は女性ホルモンに関係があるとされており、日常生活で女性ホルモンなどのバランスが崩れるとPMSなどの症状が出てしまうといわれています。

 

自律神経失調症の主な症状

 

 

自律神経失調症は特に女性に多くみられる症状ですが、全身的な身体の不調と言う点ではPMSなどと同じ症状が出る可能性があります。

 

自律神経というのは活発的な身体をコントロールする交感神経と、リラックス時に働く副交感神経がありますが、このいずれかがバランスを崩してしまうのが自律神経失調症となります。

 

症状としては頭痛・耳鳴り・口の渇き・目のかすみなどの頭の部分から、全身としては心臓・呼吸器・消化管・筋肉や関節など様々な場所に不調がでます。また肉体的な不調だけではなく、精神的な症状も発生するので自律神経失調症といっても人それぞれ違う様々な症状となります。

 

ストレスが溜まっているとか悩みがあったり、ショックがことが起こると胃が痛んだり、酷い下痢になることもあります。この場合は胃腸の問題と間違われやすいので症状の起こったときに、なにか精神的に負担がなかったかという状況を確かめてみるといいでしょう。

 

PMSと自律神経失調症について

 

 

いろいろな全身症状が出るPMSと自律神経失調症ですが、これら2つの症状は大変に似通っていて判断がしづらく対策が難しいということが多くあります。さらに、うつ症状なども同様に似ているため、これらの診断を間違ってされてしまって対処が長引いてしまうこともあります。

 

PMSの場合には生理前という発生期間があるのである程度は判断材料となりますが、生理痛などと違って期間が1週間〜10日ほどともなると判断がしずらいという人もいます。PMSが引き金になり自律神経失調症になってしまう場合もありますし、逆のパターンも存在します。

 

PMSは生理前症候群ということで、生理前に起こる症状ですが、ホルモンバランスが悪くほかの期間にも同じような症状が出ることもあります。生理が終わってから急に肩がこったり、生理のリズムに関係なく、頭痛、腰痛、肩こりが酷いなどです。

 

ホルモンバランスを整えるとされる食べ物を取り入れたり、漢方薬、プラセンタ、PMSサプリなども検討してみるといいでしょう。

 

自分では対処できないほどの症状がある場合は婦人科などで専門の意見を聞きながら、セカンドオピニオンなども活用して治療方法を特定しつつ、対処法をお医者さんと相談するのがいいでしょう。

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