PMSの足のだるさをなんとかしたい!その対処と予防法
生理が始まる1、2週間から生理開始まで、足のだるさに悩む人がいます。この原因としては「むくみ」と「血行不良」の二つの理由が考えられます。足のだるさを引き起こすメカニズムを知り、PMS期でも快適に過ごしていきましょう。
黄体ホルモン「プロゲステロン」がむくみを引き起こす
生理の前になると、「プロゲステロン」という黄体ホルモンの分泌が増加し妊娠時と同じ状態を作りだします。お腹を守るために、身体は水分を溜め込みやすくなるのです。
そのため、むくみが生じやすくなります。足がだるくなってきたら、まずこのむくみを疑いましょう。塩分の摂取に気をつけるだけで、足は驚くほど軽くなりますよ。
また、このとき、むくみ予防のために水分を控えるたくなりますが、それはNGです。水分を摂取しないと、身体のほかの器官に支障が出る場合がありますし、逆に水分の代謝が悪化してしまいます。
飲みすぎはよくないですが1日に必要だと思われる水分はちゃんと摂るようにしてくださいね。生理開始後に痛みがひどくなる場合がありますから、そういった観点からも水分補給はしっかりとしていきましょう。
血行不良でも足がだるくなる
また、生理開始に備えて身体の血の巡りが滞りがちになってしまうため、足へ血が行き渡りにくくなります。その結果として足がだるくなってしまう場合があるのです。
この足の血行不良は、家事や育児、また接客業など立ち仕事をしている人に特に起こりやすいと言われています。この辛い血行不良を解消するには、日常の生活を見直す必要があります。
家事の合間に少し屈伸や前屈を取り入れてみたり、仕事の休憩時間には足を上げるよう心がけるなど、少しの工夫で足のだるさを軽減することができますよ。
お風呂で太ももを揉みほぐして
足がだるいと日常生活が億劫になってしまいますが、そんなときでもきちんと湯船に入って身体を温めるように心がけるといいですね。湯船に浸かって足先からふとももまでを両手でねじるようにもみあげると、血行促進と水分排出の両方の効果を得ることができます。
お湯の温度は40度くらいのぬるめに設定すると、湯あたり防止になりますよ。お風呂から上がった後は、水分補給を忘れずに行うようにしてください。
身体の老廃物がスムーズに排出され、足のだるさがとれていきますよ。また身体は冷えるとむくみがちになります。お風呂から上がった後は厚着をして身体を冷やさないようにしましょう。
足の裏から太ももまでをマッサージ
脚をマッサージしてくれる専用の器具を使う方法と、誰かにマッサージをしてもらうという方法もあります。
人にやってもらう場合は、やり方はとても簡単で、うつぶせに寝たら、足の裏から太ももまでをゆっくり足で踏んでもらうといいでしょう。もちろん手で押してもらっても構いません。痛みが強く出る場合は加減しながら行うよう心がけてください。
リラックスすることも効果を高めますから「マッサージしてもらっている」という心地よさと、人肌のぬくもりが癒しの効果を倍増させます。
PMS期の足のだるさは、日常のちょっとした心がけでもある程度は対処することができますが、根本的に症状が出ないようにホルモンバランスを整えるサプリを飲むなどしていく必要があります。
生活面での注意点は冷やさないことを第一に、日常のあらゆるシーンでだるさに効く方法を実践してみてください。