胃が痛い!生理前のイライラが胃痛の原因になっている!?

生理前に胃が痛い、いらいらする女性

 

生理前になると毎月のように不快な症状が現れるPMS、その代表的な症状として、イライラしたり、憂鬱になったりする情緒不安定な状態が挙げられます。この精神的な症状はその症状だけに留まらず、身体的な症状へと繋がってしまう恐れがあります。

 

生理前になると胃痛がする方もいらっしゃるかと思いますが、その胃痛の原因はもしかしたら、イライラが引き金になっているかもしれません。なぜ生理前のイライラした感情が胃痛に繋がってしまうのか、また、生理前に胃痛になるその他の原因、解消方法についても考えていきましょう。

 

生理前のイライラした精神状態

 

女性ホルモンが乱れイライラする女性

 

生理前になぜイライラしてしまうかというと、女性ホルモンのバランスの変化が影響しています。女性ホルモンは女性の体にとって大切な役割を果たすもので、エストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)という2つのホルモンバランスが変化しながら、妊娠などに備えています。

 

この女性ホルモンの乱れにより、生理前には感情が上手くコントロールできなくなり、些細なことでイライラしてしまうなどの症状が現れます。これには、生理前に分泌が減る、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンという物質も関係していて、気分の落ち込みに繋がってしまいます。

 

生理前イライラが自律神経の乱れさせ胃痛に

 

生理前のホルモンバランスの変化を表したグラフ、図

 

生理前のホルモンバランスの変化により、イライラが加速してストレスが溜まった状態に陥ると、自律神経も同時に乱れることがあります。

 

自律神経とは、循環器や呼吸器、消化器などの運動を調節する人間の生きていく上で欠かせない神経で、交感神経と副交感神経から成り立っているものです。

 

活動をしている、緊張している時は交感神経が活発になり、休息している、リラックスしている時は副交感神経が優位になります。

 

このバランスが崩れると、体や心に様々な支障をきたしてしまいます。そして、生理前のイライラのようなストレスがかかった状態も、自律神経の乱れを引き起こしてしまうのです。

 

ストレスが溜まると、交感神経が優位な状態が続き、胃の働きが抑制されてしまいます。胃が正常に働かないと食べ物を十分に消化できなくなってしまうため、胃の粘膜なども刺激され、胃痛が起こってしまうのです。

 

反対に、副交感神経が優位な状態では胃酸が過剰に分泌されてしまうため、胃痛になることもあります。交感神経と副交感神経をバランス良く保つことが、体を正常に動かす上で大切なのです。

 

食欲増進や胃の働きが悪くなることも要因

 

食欲が増して食べたくなるドーナツ

 

生理前の胃痛の原因は、ストレスによるものだけではなく、女性ホルモンのバランスの変化によって体に変化が現れることからも起こります。

 

生理前にはプロゲステロンの分泌が増え、体が妊娠の準備をするためにエネルギーを蓄えようと、食欲が増進します。特に甘いものが食べたくなると実感する女性も多いのではないでしょうか。

 

食欲が増進して食べ過ぎてしまうだけでも胃の負担になりますが、さらにプロゲステロンによって胃の働きも抑制されてしまうため、胃痛が起こってしまうのです。

 

また、生理前や生理中に分泌が増えるプロスタグランジンというホルモンには、子宮を収縮させる働きがあり、これが胃にも影響して胃痛を起こしてしまいます。

 

生理前の胃痛を緩和するためにはリラックスを

 

ストレスなくリラックスした女性

 

生理前の胃痛の原因は様々ですが、イライラからくる胃痛を緩和するためにも、ホルモンバランスの乱れを整えるためにも、リラックスをしてストレスを解消することが大切です。音楽やアロマなど、自分なりのリラックス方法で、のんびりと過ごすことでPMSの改善に繋がります。

 

また、入浴で体を温めたり、ストレッチや軽い運動で血行を良くすることで、子宮の収縮をほぐし、胃痛を和らげることもできます。痛みがひどい時には我慢せずに薬に頼ったり、婦人科を受診して専門家の判断を仰ぐようにしたいですね。

 

生理前のイライラを根本的に治すサプリや、漢方薬はありますが、鎮痛剤のように1回飲んですぐには効果が出てきません。毎日飲んで徐々に体質、ホルモンバランスを整えていきます。

 

PMS症状が出てから慌ててもその場しのぎの対処法しかないのでこれからの長い生理との付き合いをよくするためにも、生活習慣を改善しPMSサプリや漢方薬にサポートしてもらってPMS解消していきましょう。

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